STEP3.媒介契約の締結で不動産会社と媒介契約 ?を結んだら、次は家を売り出すための売り出し価格 ?を決めます。
1.できるだけ細かく物件の情報を担当者に伝える
売却スケジュールをしっかりと立てるためには、家に関する情報を担当者が細かく把握しておく必要があります。
良い面だけではなく、悪い面も正直に伝えるようにしましょう。
2.売り出し価格は「売れる価格」ではない
売り出し価格は、あくまでも「最初に物件につける値段」であり、「この価格で売れる」というものではありません。
なので、「高く売りたいから高い値段をつける」「早く売りたいから低い値段をつける」というふうに売主の意向だけで決めてはいけません。
3.売り出し価格の決め方で売れるかどうかが決まる
「高く売りたいから」といって、売り出し価格を相場より高く設定すると売れにくくなります。
かと言って、「確実に売るため」に売り出し価格を相場より低く設定しても、「もっと高い値段をつけても売れていたのでは?」と後悔することになるかもしれません。
売り出し価格は、売却スケジュールを立てる上で重要になる要素なので、慎重に決める必要があります。
1.物件に関する資料を集める
- 物件の権利書
- 登記済証
- 建築確認通知書、検査済証
- 付帯設備表
- 物件状況報告書
- 固定資産税などの納税通知書
- その他物件に関する資料
2.「売りたい価格」「最低ラインの価格」を設定する
売り出し価格を決めるためには、「売りたい価格」と「最低ラインの価格」を自分で設定しておくことが大事です。
「売りたい価格」とは、売主自身が「これだけの値段で売りたい」という希望の価格です。
「最低ラインの価格」とは、「これ以上、下げることはできない」という価格です。
「高く売りたいから」といって高い売り出し価格をつけて売り出しても、その価格が相場からかけ離れていては買い手がつきません。これは「適切な売り出し価格」とは言えない状態です。
相場を意識しながら、「売りたい価格」と「最低ラインの価格」のギャップを埋め合わせることで、適切な売り出し価格を決めることができるのです。
3.売り出し価格を決める
「売りたい価格」と「最低ラインの価格」を決めたら、「査定価格」とすり合わせて売り出し価格を決めます。
詳細はこちらの記事をごらんください。

4.売却スケジュールを立てる
売り出し価格を決めたら、次は売却スケジュールを立てます。
売却スケジュールとは、「売り出し開始」から「売却」までのシナリオです。どのような戦略にもとづいて売っていくのか、という道標です。
もちろん売主が一人で考えることではなく、不動産会社の担当者と一緒に立てることになります。
売却スケジュールを立てるときに、
- こちらの希望する条件や意見を聞いてくれるか?
- そのうえで適切な売却スケジュールを立ててくれるか?
をチェックすることで、その不動産会社が「売主の味方になってくれるか?」「実績やスキルは十分か?」かの判断をすることができます。
媒介契約を結んだからといって、その不動産会社とずっと付き合わないといけないわけではありません。一般的には3ヶ月の契約期間が設けられますが、契約期間に満たない場合でも契約を解除することはできます。
詳細はこちらの記事をごらんください。
