信じられないような話ですが、担当者の中には、接客態度やマナーが悪い人がいます。
- 約束を守らない
- 言葉遣いが乱れている
- 身だしなみや服装が乱れている
このような担当者は、売主に不快感を与えてしまい、信頼関係を築くことができません。
仲介業はサービス業です。お客さんに不快感を与えてしまっては、サービス業として失格です。
そのような担当者から、良いサービスを受け取ることができるとは・・・とうてい思えませんよね。
担当者の接客態度やマナーが不動産の売買に与える影響と、そのような担当者を見分けるポイントを紹介します。
目次
接客態度が悪いと売れる物件も売れなくなる
売主が売却を依頼した担当者は、買主(購入希望者)とも接触します。売主と買主の間に入るのが「仲介」ですから、当然ですよね。
たとえば、内覧 ?のときなど。売主側の担当者も内覧に立会うことになります。
売主側の担当者が部屋を案内し、物件のセールスポイントや特徴などを説明します。
ここでよく考えてみてください。接客態度やマナーが悪い担当者だったら、どうなると思いますか・・・?
やたら早口で何を喋っているのかわからなくて、スーツがしわくちゃで、ヘドロのようなにおいの口臭の担当者に接客されたら、どのような気持ちになると思いますか・・・?
担当者の接客態度やマナーの悪さは、売主だけの問題ではないのです。買主にも影響を与えるということです。
これはとても重要なことです。担当者のせいで、売れるはずの物件が売れなくなってしまうなんてことが起きてしまいます。
せっかく物件に興味を持って訪問してくれたのに、
「物件は良かったけど、なんか買う気がなくなった・・・」
「あの口臭の営業マンからは買いたくないよね・・・」
なんて、思われてしまうかもしれません。
売主に不快な思いをさせている担当者は、当然ながら、買主にも不快な思いをさせるわけです。
売主に対して言葉遣いが乱れている人が、買主にはキチンとした言葉遣いができる・・・なんてことはありません。
同じように、売主との約束を守れない人が、買主との約束を守れるわけがありません。
このように、担当者の接客が悪いばかりに、せっかくの売却のチャンスを失ってしまうことにもなります。
小さな約束でも守るかどうか
約束を守らない担当者は存在します。そのような人は絶対に選んではいけません。
調子のいいことばかりを言っておいて、肝心な約束を守れない担当者というのは存在します。
どんなに小さな約束でも、約束は約束です。小さな約束すら守れない人に、大きな約束は守れません。
そんな人に、一生のうちにあるかないかの大きな売買を任せられませんよね。
「◯日以内に返事をします」
→本当にその期間中に返事が来るか?
「◯時◯分に待ち合わせしましょう」
→本当に時間通りに現れるか?
「活動報告は1週間に1度おこないます」
→本当にその頻度で報告が入るか?
ちなみに、専任媒介契約 ?の場合は2週間に1度以上、専属専任媒介契約 ?の場合は1週間に1度以上の報告をする義務があります。
このような日々の小さな約束を守れる人かどうか・・・大きな売買を任せるにふさわしい人かどうかを、しっかりと見極めましょう。
きちんとした言葉遣いができているか
きちんとした言葉遣いができるかどうかも、とても大事です。接客の基本ですよね。
言葉でコミュニケーションをとるわけですから、ここが乱れていると意思疎通が図れなくなる恐れもあります。
言葉遣いは乱暴ではないか
- エラそうな話し方ではないか?
- 見下した話し方ではないか?
- 口が悪くないか?
- 突き放したような話し方ではないか?
不快な話し方ではないか
- 変な話し方ではないか?
- 声が小さすぎないか?
- 早口すぎて何を言っているか聞き取れないことはないか?
- 専門用語ばかり使っていないか?
- 語尾に「ナリ」がついていないか?
日本語が乱れていないか
- 敬語は正しく使えているか?
- やたらと変な略語ばかりを使わないか?
- 若者言葉すぎないか?
なんのことはない、ごく普通の「人として」ふさわしい言葉遣いができるかということです。
社内の電話での言葉遣いをチェック
売主に対してはキチンとした言葉遣いでも、ふとした瞬間に「素の言葉」がポロっとこぼれることがあります。
それが、「社内の電話」です。
事務所などで、担当者が他の業者などと電話をしているときの言葉遣いを聞いてみてください。
客(売主)に対しての言葉遣いは丁寧でも、不動産会社間の対話では言葉遣いが汚い・・・ということもありえます。
身だしなみは整っているか?清潔感があるか?
髪型
ヒゲ
スーツ
シャツ
ネクタイ
靴、靴下
まとめ
- 担当者は宅地建物取引士か?
- 自分の体験談や個別の事例の話ばかりをしていないか?
- 接客態度やマナーは悪くないか?
- 電話やメールの返事など、反応が遅くないか?
- 売主の話を聞こうという姿勢があるか?
- 高く売るための戦略やシナリオを持っているか?
- 十分な情報を、わかりやすく伝えてくれるか?