「マンションの売却って難しそう・・・」 | ![]() |
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「このマンション、本当に売れるのかな?」 |
マンションの売却を検討している人のなかには、このように考えてしまって行動に移せないでいる人もいるのではないでしょうか。
じつは、マンションは戸建よりも売りやすいのです。様々な点から見て、戸建や土地に比べてマンションは「売却をおこなうハードルが低い」ということが言えます。
では、マンションが売りやすい4つの理由について説明していきましょう。「いかにマンションが売りやすいか」ということがわかっていただけると思います。
1.相場を読みやすい
マンションの売却がなぜ簡単かというと、まず「相場を読みやすい」ということが挙げられます。
相場を読みやすいということは、査定 ?もしやすいし売り出し価格 ?の設定にも困らず、売却戦略を立てやすくなります。
相場を読むには、過去に取引した事例を参考にすることが多いです。「2ヶ月前にこのような物件が3000万円で売れたのだから、うちも3000万円で売れるだろう」というように、事例をもとに予測をするわけです。
そして、その事例が売りたい物件と「同じような物件」であればあるほど、参考にできるのです。
戸建にはないマンションの大きな特徴は、「同じような住居が複数ある」ということです。
ということは、同じマンション内で過去に売りに出された住居があれば、とても参考にできるということです。その数が多ければ多いほど、査定の精度も高くなります。
戸建では、同じスペックの物件ってなかなかないですよね。だから、過去の成約事例を調べようと思っても、比較対象となるデータがなかなか見つからないのです。
その点、マンションは同じような住居が複数あるので、相場を把握しやすいのです。
- マンション内に同じような部屋がたくさんある
- マンション内に売り出し物件があれば、参考にできる
- そもそも、周辺で同じような物件自体を探すのが難しい
2.取引上のトラブルが起きにくい
マンション売却では、戸建や土地の売却に比べて「取引上のトラブルが起きにくい」と言えます。
戸建や土地の売却を場合は、境界や隣地の問題、越境の問題などが起こる可能性があり、トラブルが起こるきっかけになります。また、その問題を解決するために費用が発生する恐れもあります。
マンションの売却の場合は、そのような土地絡みの問題やトラブルが起きにくいのです。
このような面倒なトラブルは、売却の妨げになります。せっかく「成約まであともう少し!」というところまで進展したのに、トラブルが起きたせいでキャンセルになってしまった・・・なんてことにもなりかねません。
よって、戸建や土地に比べて、マンションは「売却に至るまでのハードルが低い」と言えるのです。
- 土地に関係する問題やトラブルが極めて起きにくい
- 土地に関係する問題やトラブルが起きやすい
3.瑕疵担保責任を負うリスクが少ない
マンション売却においては、「瑕疵担保責任(かしたんぽせきにん) ?を負うリスクが少ない」ということもポイントです。
瑕疵担保責任とは、簡単に言うと「物件に壊れた箇所や不具合があれば、売主が責任を負います」ということです。
売買取引が完了して物件を引き渡したあとに、物件に破損した箇所が見つかった場合は、売主がその修繕の費用を負担するということです。
戸建てであれば「雨漏りがする」「シロアリが発生する」といったような建造物の不具合が見つかる可能性があり、その場合の修繕費用は売主が負担しなければいけません。
マンションにとっては雨漏りもシロアリも無縁なので、瑕疵担保責任を負うリスクが少ないのです。
- 部屋だけの手入れで済む
- 部屋だけじゃなく建造物の手入れもしなくてはいけない
4.売却にかかる諸費用が少ない
マンション売却は費用があまりかからないことも特徴です。
戸建や土地の売却の場合は、測量や解体といったものに費用が発生することがありますが、マンションにはそれらの費用はかかりません。
よって、マンションは戸建や土地に比べて少ない費用で売却できる傾向にあると言えます。
費用が少ないということは、売却したときに入ってくるお金が多くなるので、経費面での計画が立てやすく、売却活動をおこないやすいということにつながります。