住み替えの際には、家財をすべてとっぱらって家の中を空っぽにする必要があります。
そこで問題になるのが、不用品の処分。引越し先ではもう使用するつもりのない家具や家電を、どのように処分するべきか悩んでしまいますよね。
もし時間に余裕があるのであれば、不用品ごとに処分する場所や方法を工夫することで高く売ることが可能です。
ここでは、住み替えの際の不用品処分に役立つ3つのポイントを紹介します。
目次
1.不用品ごとに処分する方法を分ける
不用品を高く買い取ってもらうためには、まず、どのお店で売るか仕分けをすることが大事です。
なんでもかんでもリサイクルショップに持っていくのではなく、商品別の専門店のほうが商品価値を適正に見てくれるので、ほぼ納得のいく査定をしてもらえます。
古着
古着はまず、ブランド商品とそうでないものを分けます。
古着を扱うリサイクルショップは全国にありますが、おおまかに分けると、服の重さで買い取り額を決めるショップと、有名ブランドの古着のみを扱うショップに分けられます。
ブランド古着の専門店は、メンズ、レディース、キッズから、モード、カジュアル、ストリートまで古着のブランド価値や、商品価値などを確認して買い取ってくれますので、ブランド商品の場合はブランド古着専門店がお勧めです。
家具
「なんでも買い取ります」とうたっているショップの場合、なんでも買い取る代わりに商品の査定額が安くなる傾向があります。
どうしても家具専門の店でじゃないと、実際の商品価値がわからないので、高値をつけて赤字になるのを恐れて査定額が下がるのです。
家具専門の店だと、有名ブランドやデザインが良いもの、傷みのないものは古くても需要があるので買い取ってもらえる可能性は高いです。
家電
家電は、年数がどのくらい新しいかが勝負です。
買い取ってもらえる年数は5年以内が一つの目安になっているようです。なので、家電の場合は商品の製造年を確認しましょう。
5年以内ならば、買い取り不可はほとんどなく、買い取ってもらえます。
本
本は、古本専門のお店のみで売るようにしましょう。本の価値を正しく判断してくれるところだと、適切な価格で買い取ってもらえます。
オンラインの古本屋は実店舗がない分、運営費などのコストがなく、人件費コストも抑えられているので、通常の店舗販売のお店よりもいくらか高く買い取ってもらえる可能性があります。
骨董品
骨董品には、家電とは真逆で、古いものが高額(古い小判など)なことが多く、基準値といったものはないので、素人では全く判断できません。
商品の価値がわからないところへ持っていくと、査定額で大きな差が出て、場合によっては数十万、数百万などの損をする場合も少なくありません。
長年営業している、知名度のあるお店に買い取り依頼で査定されることをお勧めします。
2.季節家電はシーズンの真っ只中に売るのがベスト
生活必需品である冷蔵庫、洗濯機、掃除機、炊飯器などは、使用状態が良くて変色やキズなどが無く、動作保証が確認できれば、比較的高く買い取ってもらえます。
また、ストーブやエアコン、扇風機などは、シーズンに入る前は店舗に在庫があるので、買い取り価格が上がらないことが予想されます。
シーズンに入ると店舗から商品が品薄になり、需要はシーズン中は落ちないので、シーズンに入ってからしばらくしてから売りに行くと、高価買取りの可能性が期待できます。
3.リサイクルショップで高く売れるものがある
家具や家電を売るときには専門店で売るのが一番ですが、場合によってはリサイクルショップでも高く売れる場合があります。
リサイクルショップで高く買い取られている家具・家電には共通の特徴があります。
以下にそれらの特徴をまとめてみましたので、どんなモノをお店に持っていけば高価買取してもらえるか参考にしてください。
- 状態が良好なもの
- デザイン性が高いもの
- 希少価値が高いもの
状態が良好なもの
購入する人の立場になって考えてみると、リサイクルショップで商品を購入するならば、「中古でも新品のように少しでもきれいなものを」と考えるのが一般的でしょう。
目立つ場所のキズや汚れなどは査定額を下げる要因ともいえます。タバコのにおいや変色なども、ユーザーからは価格を下げる要因になるかもしれません。
デザイン性が高いもの
スマート家電やデザイナーズ家具などは、型落ち品で良品がないかどうかを探している人が意外に多く、また、市場に出回る数は少ないので、高い買い取りが期待できます。
デザイン性が高いことで、お店の看板商品扱いになったりと、人気商品になると言えるでしょう。また、輸入物のブランド家具は人気ですので、同じように高く買ってもらえる可能性が高いです。
希少価値が高いもの
最新の家電はリサイクルショップで高く売れます。新しいものがすぐに中古市場に出回ることはまず考えられないので、「リサイクルショップにおける新らしい商品」というのはそれだけで希少価値が高くなります。
また、一躍人気だった商品などは品薄状態になることが多く、需要が高い傾向があるので、高く買い取ってもらえる可能性が高いです。